脱法ドラッグの中で、ハーブと呼ばれるものがありますが、これは日本の中でも合法ハーブ、というような呼び名で販売されていることもあります。詳細としては、3グラム程度の乾燥させた植物片がパックとして詰められており、日本ではこれが数千円で販売されます。呼び方はハーブや、お香というもので、これが大麻のような効果を得ることができる脱法ドラッグであると知った上で購入する人がほとんどです。しかし、そこには人体に摂取する目的のあるものではありません、という注意書きがされています。
こういった商品については、インターネット上にある販売サイトや、実際の店舗から購入することができます。最近では特に、合法ハーブ専門店や合法ハーブカフェというような店舗も登場してきており、店内のスペースでハーブを使用する、というようなことも行われているようです。こういった店舗が、雑誌などでも紹介されるようになっています。

幻覚作用を得ることができるということを売りにしている植物系の商品については、脱法ドラッグの中ではナチュラル系という呼ばれ方をしています。しかし、それが2006年ごろになってから変化が起こるようになり、それはヨーロッパから始まりました。「スパイス」という名前で販売されるようになったハーブのような喫煙ミックスが、まるで大麻のような効果を得ることが出来るとして、人々の間に広まることになったのです。

このように一気に広まることによって、使用をした人が健康に害を受けるという報告も多数挙がるようになりました。ですが、植物に含まれている幻覚性物質とは異なる症状があるということに、専門家の中でも疑問を感じる人も少なくなかったといいます。そして、この商品に対して科学的に解明されることになったのですが、この「スパイス」と呼ばれる商品の中には、合成カンナビノイドが含まれているということが判明したのです。

この合成カンナビノイドというのは、大麻の中に含まれている有効成分であるTHCに非常に良く似た物質であり、人工的につくられてものをこう呼びます。大麻からTHCを分離するということ自体は、1960年代に既に成功していました。それ以降は、つぎつぎにこの合成カンナビノイドがつくられるようになっていったのです。開発されることで、発表されることになった合成カンナビノイドについては、数にして100種類以上が報告されています。
1960年代に開発されることになったものの中には、HU-210、Nabiloneなどのものがあります。このHU-210に関しては、THCの100倍は効果の高いものだといわれています。それに次いで1970年代にはCPシリーズと呼ばれるものがつぎつぎと開発されることになりました。そして1990年代、J.W.ホフマンが、JWH化合物と総称される合成カンナビノイドを発表していくようになりました。JWH-015、JWH-018、JWH-073といったものがあります。研究施設の中では、非常に多くの合成カンナビノイドが開発されることになりましたが、製品化されることがなかったものも多く含まれて居ます。

ですが、こういった過去の研究の中で、文献から化学式などを参考にすれば、同じものを生み出すことは十分にできることです。化学メーカーなどからしてみれば、試薬としての量産を行うということも不可能ではありません。中国やインドの化学会社に連絡をしてしまえば、化合物はたいていのものであれば手に入るとされています。実際に、脱法ドラッグの原料に関しては、必要な化合物はこのように集められています。前述の「スパイス」に関しても、用いられた合成カンナビノイドは、発展途上国の中の化学会社で製造されたものであると考えられています。

脱法ドラッグ、というものについて取材を受けるということが増えるようになってきています。これは、大麻と良く似ているという効果があることを売りにして、大都市の中で広まるようになってきているものです。脱法ドラッグと呼ばれるものなのですが、合法ハーブ、というような呼ばれ方もされるようになり、このような商品は社会の中で急激に注目を集めているといえます。
この脱法ドラッグ、合法ハーブに関しては、2009年以来から多数のブログの中でも問題にされてきたことでもあります。この中間的な情報として、過去の記事から情報を集めて、2011年現在との状況を考えてみたいと思います。

まずアメリカでは、2011年の6月に、イリノイ州の中で交通事故が起こりましたが、このとき乗用車を運転しており事故を起こして死亡した少年は、事前に脱法ドラッグを購入していたといいます。この事故では、乗用車は暴走し住宅の壁を突き破り、その中の子供部屋に直進したといいます。その家の子供はそのとき部屋にいなかったために無事というところが幸いではありました。
この直前に、少年が購入していた脱法ドラッグは、地元のショッピングセンターで購入したというもので、「アイアロマ」という名前でポプリとして販売されていたものでした。アメリカの中では、このような脱法ドラッグは「合成大麻」という呼び方をされ、特に青少年の中で広まっているといいます。

8月10日のCBSニュースの中で、「合成大麻とは何か」という記事がありましたので、ここに概要を紹介したいと思います。
合成大麻を使用したことで少年が死亡した際、その友人が語った体験談ですが、「発作が起こって記憶が飛び、死ぬかもしれないと思った」というように語りました。「ポプリ」とされインターネット上の販売サイトで取り扱われていたものは、「アイアロマ」なども含まれる大麻まがいの喫煙製品でした。
このような製品の中には、大麻の中に含まれている成分であるTHCに非常に良く似た、合成カンナビノイドというものが含まれています。この合成カンナビノイドは、幻覚を見ること、パニックや吐き気などを誘発する可能性があり、死に至る可能性のある発作を起こすこともあるとされます。
この合成カンナビノイドが危険であるにも関わらず、放置されているのにはどのような理由があるのでしょうか。成分を検査し、危険なものに関しては禁止するよう措置を取っているのですが、その翌日には既に新しい成分が現れている、というのが現状なのです。

海外で合法ハーブが販売されているときには、日本国内とは違った目的である場合が多いようです。日本よりも、合法ハーブというもの自体がかなり深く根付いているものでもあります。
以下の使用方法については、海外の合法ハーブの情報の一部のものであり、これがそのまま日本での使用方法につながるというわけではありません。